おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

2018-02-02から1日間の記事一覧

君とはじめて出会ったとき、僕はひどく卑屈な奴だった

〇三三 君とはじめて出会ったとき、僕はひどく卑屈な奴だった。 その性格はいまも、切り落とされた枝後の節のように ねじ曲がりひねくれた箇所をあちこちに残しているけれど、 僕は意外と、こんな自分をいまでは気に入ってもいるんだ。 僕が素っ気ない態度で…