おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

2018-02-03から1日間の記事一覧

僕たちに、別の共生方法はなかったのか

〇三四 僕は決して、懐かしんだり偲んだりしているわけじゃない。 だって、君は死んだわけじゃいない。 けれども君はもう、僕に触れてはくれない。 僕の方からしか、寄りかかり、語りかけることはできない。 ねえ、どうして君は、 最後まで君自身のことを僕…