おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

2019-12-31から1日間の記事一覧

「ひそやかな相愛-03(終)」楢﨑古都

「どうぞ。」 どうせなら、一緒にミルクもねだっておくべきだったかしらん。「食べないの?」 食べさせて、くれないんですか? じっと淳之介顔を見つめ、小首を傾げる。「やっぱり拗ねてるな。いっそお前も一緒に、お婿さんでももらうかい」 なんてこと! そ…