おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

君の燃えかすは雪原へばら撒いてやる

f:id:Sakananokimochi:20180104124856p:plain

 

〇〇二

たとえば僕がしんだとして、

君はどれほど悲しんでくれるだろう。

僕は君がいなくなってしまったら、きっと泣くよ。

ひと夜ふた夜の話じゃない。

どうしてこの僕を一人にしたのか、

いつまでだってなじり倒す。

君の燃えかすは雪原へばら撒いてやる。

何処へもやるものか。

冷ややかな君に抱かれて、僕は静かに眠るだろうよ。

 

【kindle ことことこっとん】

 

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ  

 

お題「初夢、何見た?」

雪とパイナップル

雪とパイナップル