過剰すぎる光合成能力を僕へと移譲させていった
〇三二
僕は、あの生物学教授をなじり責めたてた。
然るべき行為だったと疑わない。
あいつは自身の研究のため、とどまるところを知らない
高揚感に身を任せ、完全なる興味本位で
君と僕との身体を実験体として扱った。
君はわかっていて、あいつの好きなようにさせていた。
そうして時間をかけ、過剰すぎる光合成能力を
僕へと移譲させていった。
君の自由と引き換えに、君の体温と引き換えに。
すべての本を置いて1冊だけ持っていっていいと言われたら、
迷わずこの1冊を手にとる。
僕はあの生物学教授をなじり責めたてた。然るべき行為だったと疑わない。あいつは完全に自身の研究のため興味本位で君と僕とを実験体として扱った。君はそれをわかっていて自身を検体として教授の好きなようにさせていた。そうして時間をかけ君の過剰すぎる光合成能力を僕への栄養供給時に移譲したんだ
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2018年1月26日