おさなごころの君に、

茜色の狂気を ものがたりに綴じて

君とはじめて出会ったとき、僕はひどく卑屈な奴だった

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〇三三

君とはじめて出会ったとき、僕はひどく卑屈な奴だった。

その性格はいまも、切り落とされた枝後の節のように

ねじ曲がりひねくれた箇所をあちこちに残しているけれど、

僕は意外と、こんな自分をいまでは気に入ってもいるんだ。

僕が素っ気ない態度でいると、

君もまた似たような態度でやり返してきてさ。

ねえ、あのギムナジウムでのまぶしい日々を

君もまだ覚えているか。思いだすだけで笑えてくる。

 

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お題「思い出の一枚」

バスチアンのいかにも自分本位な子どもっぽさと

子どもでありながら英雄として生きる道を選んだアトレイユ

「人間って悩む生き物なんだ」と、

まだ児童だった頃のわたしに教えてくれた本。

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

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