おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

僕たちに、別の共生方法はなかったのか

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〇三四

僕は決して、懐かしんだり偲んだりしているわけじゃない。

だって、君は死んだわけじゃいない。

けれども君はもう、僕に触れてはくれない。

僕の方からしか、寄りかかり、語りかけることはできない。

ねえ、どうして君は、

最後まで君自身のことを僕に話さなかった。

わかるさ、話せば僕は君の考えに反対しただろう。

いまだって、君の自分勝手には心底頭にきているんだ。

ねえ、だからこそさ、

僕たちに、別の共生方法はなかったのか。

 

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お題「手帳」

老いたドラゴン・ネビンが樹に還っていく最期のとき

空を飛ぶ夢を見るのだけれど、

アニメ版の挿入歌を美雨ちゃんが歌っていた

めっちゃ好きなん。

リベロアーラ

リベロアーラ