おさなごころの君に、

茜色の狂気を ものがたりに綴じて

離れてはならないという縛りが、僕らから僕たちの心を奪った。

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〇三九

僕らは似た者同士で、互いのことを分かり過ぎていて、

そのせいで互いに互いのが痛々しくて、

相手の振る舞いに、伏せたまつ毛に、

そらされた視線に、きびすを返された背中に、

いちいち自分自身を俯瞰して見てしまって、

それはとてもつらく仕方のないことなのに、

寄り添わなくては生きてゆくことすらかなわず、

離れてはならないという縛りが、僕らから僕たちの心を奪った。

 

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お題「愛用しているもの」

かたれは、どうした? *1

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*1: