おさなごころの君に、

茜色の狂気を ものがたりに綴じて

ふるえるよ、ぞくぞくするね。

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〇五〇

君のこと、もう傷つけることもできないのかって、

いまさら気がついて、いまさら僕は傷ついた。

傷ついて、改めて君を傷つけることに決めた。

君は、その生体機能をありとあらゆる人工知能によって、

機械化という無機物的行為によって、すべてを

完全管理された月の裏側の温室でひとりきり目覚める。

あくまで比喩だよ、言わなくてもわかるよね。

植物化した君のからだは、僕好みに繋いだ管によって

磔にされ、生かされている。

ふるえるよ、ぞくぞくするね。

 

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お題「わたしの黒歴史」