おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

互いの境界を曖昧にしてきたまどろみは一瞬にして失われる。

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〇六四

浸食されるがままにまかせていた肉体に

刺さるような痛みが走る。

溶けあうように同調し、重なり、親密に互いの

境界を曖昧にしてきたまどろみは一瞬にして失われる。

表層を這っていた君の無意識、僕という丸裸の自意識。

脳髄の奥、そこへ直接響くようなするどい痛み、

それこそが君という他者だった。

 

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文学フリマ東京】11月25日(日) @流通センター

  

お題「これって私だけ?」

浸食 ?lose control?

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