おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

2018-01-28から1日間の記事一覧

一生俺なしでは生きてなどいかれなくしてやりたい

〇二八 「本当はお前を離したくない、死ぬまでそばに置いて、 一生俺なしでは生きてなどいかれなくしてやりたい」 あの夜、確かに君はそう言ったのだ。 君と生物学教授は、僕のあずかり知らぬところで 僕のような超劣等希少種が生きてゆくための術を研究し、…