おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

2018-02-07から1日間の記事一覧

君の身体は、徐々に木質化していった。

〇三八 ざまあみろ、と言ってるんだ。 君は君のすべてを僕に差し出して、もう二度と目覚めない。 君の身体は、徐々に木質化していった。 僕が閉じ込められたと思い込んでいたこの温室は、 実のところ君という生命を永遠に培養しつづけるための 装置だったわ…