君が夜を縫いとめていく
〇〇一
ひりつく背中に、ますます夜がこぼれ落ちてくるのだ。
薄笑いを浮かべた君が僕を見ている。きれいだね。
お願いだ、やさしい言葉なんてかけないでくれ。
僕は君の恍惚を垣間見られさえすればそれで。
背骨に沿って、脇腹からくびれを這って、
君が夜を縫いとめていく。
すると夜は再び発光するのだ。
やあ、僕は綺麗だろうか。
ひりつく背中にますます夜がこぼれ落ちてくるのだ。薄笑いを浮かべた君が僕を見ている。きれいだね。お願いだやさしい言葉なんてかけないでくれ。僕は君の恍惚を垣間見られればそれで。背骨に沿って脇腹からくびれを這って君が夜を縫いとめていく。すると夜は再び発光するのだ。やあ僕は綺麗だろうか。
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年12月24日