僕の体にも結晶体の成分が溶け込んでいた
〇〇五
目覚めると窓辺に不恰好な結晶体がいくつも並んでいた。
差し込む陽が七色にゆらぎながら僕らの寝床へ
透過している。
あ、と小さく叫んで自分の腕や放りだした足を見やると、
案の定、僕の体にも結晶体の成分が溶け込んでいた。
ああもう、また君の仕業だ。
被ったシーツを払いのけると、僕は諦めて大の字に
寝転がった。
目覚めると窓辺に不恰好な結晶体がいくつも並んでいた。差し込む陽が七色にゆらぎながら僕らの寝床へ透過している。あ、と小さく叫んで自分の腕や放りだした足を見やると案の定僕の体にも結晶体の成分が溶け込んでいた。ああもう君の仕業だ。被ったシーツを払いのけると僕は諦めて大の字に寝転がった。
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年12月26日