おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

淘汰されることを、恨みがましくも思えないんだ。

f:id:Sakananokimochi:20180225221338p:plain

 

〇五一

覚えていて欲しいんだ。

ほかに、手立てがないってのもあるけど。

僕が笑っているのがおかしいって?

そうだなあ、僕自身のことも、記録として

留めおきたいって気持ちが少なからずあるからかな。

それってしょうもないだろ。

淘汰されることを、恨みがましくも思えないんだ。

ただ自分たちは特別だったんだって、

そう思い込みたいんだよ。

 

【kindle ことことこっとん】

 

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ  

 

お題「思い出の一枚」

[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~

[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~