おさなごころの君に、

茜色の狂気を ものがたりに綴じて

叶わないなら跡形なく消えてくれ

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まるで根拠のない淡い期待がある

それを信じたくないじぶんと

期待に期待しているじぶんがいる

わたしの根拠のない勘は兎角

不確かだけれども存外よくあたる

しかし期待するなと謳うのも

確かにわたしのなかのわたし自身

 

叶わないなら跡形なく消えてくれ

 

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お題「プロポーズ」

サイレンと犀 (新鋭短歌シリーズ16)

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怯えているのはポーズだろう

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雑多な感情は僕のなかで

腐敗と発酵をくりかえす

目に見える感情は

触れればあたたかく

ときに指先を濡らす

怯えているのはポーズだろう

君という自意識はそこにはない

 

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お題「夏休みの思い出」

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

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人間失格

人間失格

 

 

有孔虫が見た夢を君にも見せてあげる

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有孔虫が見た夢を

君にも見せてあげる

 

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お題「思い出の一枚」

ユメのなかノわたしのユメ

ユメのなかノわたしのユメ

 

 

じわりとめり込む感覚があって、それから熱い波が押しよせてくる。

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〇五四

じわりとめり込む感覚があって、

それから熱い波が押しよせてくる。

君の血、君の体温、あわせた手のひらの

根元から手首の血管が同化をはじめる。

植物の種が芽をだし成長してゆく様子を

早回しで流しているような、しかし

支柱を求めさまよう蔓は生々しい血肉の

色をしている。最初の数本が道筋をつくると、

さらにひ弱な毛細血管を伸ばした。

 

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お題「今日の花」

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