おさなごころの君に、

茜色の狂気を ものがたりに綴じて

甘露をいただいているように僕には見えた

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〇三六

「いったい誰の涙を舐めたのさ」

思い返せばあれが、僕らのいちばんの大喧嘩だった。

「ねえ、どうして苦いなんて知ってるんだよ。

僕は泣いている子の頬を伝うあれを愛しそうに

舌先ですくってあげている上級生を見たことがあるよ。

あれは全然苦くなんてなさそうだった」

むしろ、甘露をいただいているように僕には見えた。

 

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お題「思い出の一枚」

子どもの頃、ハッカ味はどうしてもハズレだったのに、

どうしてこうして大人になったら好きになってしまうもの。

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