おさなごころの君に、

茜色の狂気に、ものがたりを綴じて

君が僕を必要としてくれている、その優越感に安堵するのだ。

f:id:Sakananokimochi:20181003182610p:plain

 

〇五七

つややかな黒い髪、それが無造作に流れる背中、

ときどきむせてびくつくのを、僕はどこかおそるおそる捕まえている。

君が僕を必要としてくれている、その優越感に安堵するのだ。

依存しているのは僕の方だ。

けれど、それを君に気づかれてはならない。

 

【kindle ことことこっとん】

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ  

 

君をみつめてる

君をみつめてる