君が僕を必要としてくれている、その優越感に安堵するのだ。
〇五七
つややかな黒い髪、それが無造作に流れる背中、
ときどきむせてびくつくのを、僕はどこかおそるおそる捕まえている。
君が僕を必要としてくれている、その優越感に安堵するのだ。
依存しているのは僕の方だ。
けれど、それを君に気づかれてはならない。
顔を胸もとに押しあてて、君がようやく僕にしがみつく。つややかな黒い髪、それが無造作に流れる背中、ときどきむせてびくつくのを僕はどこかおそるおそる捕まえている。君が僕を必要としてくれている、その優越感に安堵するのだ。依存しているのは僕の方だ。けれど、それを君に気づかれてはならない。
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) September 28, 2018