おさなごころの君に、

茜色の狂気を ものがたりに綴じて

やわらかな、とてもやわらかな夢を見た

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〇一八

やわらかな、とてもやわらかな夢を見た。

そこはとてもあたたかく、

僕は生きる糧としての宿り木を必要としなかった。

むしろ、そんなことはすっかり忘れて、

僕は世界と同化していた。すべてのものがやさしく、

僕はただ僕であればよく、君は君であればよかった。

そう、君。そこには君もいた。

君もまた憂いを帯びた瞳の色を知らず、

ただ穏やかに僕とともにそこにいた。

 

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お題「もう一度行きたい場所」

夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)

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